追っていればいつか想いは届くんだって。
約束は絶対果たされるんだって
ずっと信じてた。
それが当たり前だと思ったから。
でも…貴方は違ったんですね…


いつもの習慣のように復習日記をつけるように
私はいつも貴方を目で追っていました。
大好きだったから。
親友がいとしい人へ変わった瞬間から
自然と目が貴方を追っていたから。

「じぇいどっ。」

「また貴方ですか…。」

飽きたかのように吐き捨てた台詞にグサリときた。
でも仕方がない。彼は私が嫌いなのは事実。
そしてそれは私もよく知っていること。
でも堂々といわれると少しへこみます…。

「はい。私です。」

「…ようがないなら出て行ってくれませんか?」

そういえば私は何故ここにきたんだろう。
別に用なんてなかった。
ただ…強いて言うのであれば話がしたかった。
会いたかった。
貴方と同じ空気にいたかった
ただそれだけ。
でも理由がなければもう退場となってしまう。
なにか…
なにか理由を…

「…じぇ…どは」

「…」

「約束は守ってくれますよね?」

必死の口実。
ただこれしか浮かばなかった。
そしてもうひとつ。
心のそこからこのことが聞きたかったから。

「約束なんてただの口実にしか過ぎません。所詮過去なんですよ。」

「それでも貴方は私と約束をしましたっ!!」

「過去ですよね?私は過去を捨てた人間です。」

「でも約束は約束です!貴方は約束をしたんです…。」

「…はぁ…貴方には失望しましたよ。サフィール。さぁ出て行ってください。邪魔です。」

そこで世界は暗くなった。
この気持ちがわかるだろうか?
好きな人に拒否された気持ちを
嫌われた瞬間を
吐き出された台詞を受け取れずに
ただ呆然と立っているしかない惨めな自分が…

来なければよかった
聞かなければよかった

スベテは後悔しか生まれない瞬間。

それでも

それでも

貴方を好きになったことには後悔できない。

でも

でも

心が痛い。

涙が止まらない。



ナニモワカラナイ。


私はジェイドの部屋の前で

声を殺して泣くことしか出来なかった…。